Banteay KdeiのBanteayは砦、Kudeiは僧房を意味し、よって、僧房の砦と言う意味のようです。
Kdeiは、タイの遺跡にもKuti Rushiと言う名前の付く遺跡がありますが、
そのKutiに相当し、Kutiは家とか小屋とかと言う意味です。語源は同じと思います。
東塔門です。
向いには、Sras Srangがあります。
Sras Srangは、
Banteay Kudeiが造られる前の
僧院の王の沐浴用の池です。
その僧院がJayavaruman 7thによって
仏教寺院に改造されました。
東塔門には、Bayonと同様の四面仏が
彫られています。
シンハとナーガのテラスです。
その向こうには、2番目の塔門が見えます。
遺跡を西側から見たところ。
最後に、この遺跡は、
上智大学アンコール遺跡国際調査団によって、考古学、建築学的な調査が行われており、
特に274破片の大量の仏像が出土しています。
仏像埋納坑等の発掘・調査の様子は、
石澤良昭 編著の「
アンコールワットを読む
」に詳しく書かれています。
興味のある方は、一読どうぞ。