Pre Rup : 死者を荼毘に付す

 訪問日

 09Feb2003、 17Dec2006

 創建者

 Rajendravarman 2nd
 創建年代  961
 建築様式  Pre Rup Style
 宗教  Hindu


 
この遺跡は、東バライの南側中央に位置する。
Rajendravarman 2ndの王都の中心寺院として建立された。

Pre Rupとは、「体を変える」と言う意味で、つまり、死者を荼毘に付し、現生から来生に向け生まれ変わると言うような事を意味しているのであろうか。

2重の周壁の内部、東正面には石槽が残り、ここで火葬の儀式が行われていたらしい。

右写真は、東側少し北よりから遺跡を見たところ。









このピラミッド式の遺跡の上部に、5基の祠堂があり、漆喰のレリーフが残っている。



























南西の祠堂の南西角にあるヴィシュヌ神の化身の
野猪ヴァラーハの女性形ヴァラーヒ。

大地が水中に没していた時、梵天の息子マヌは、大地を水の上に持ち上げるよう梵天に頼んだ。梵天は良い知恵がなく、ヴィシュヌ神に祈念すると、ヴィシュヌ神の鼻の穴から親指ほどの猪が出てきて、見る見るうちに山のように巨大になった。その猪ヴァラーハは、水中に飛び込み、その牙で大地をすくい上げた。その時、ヴィシュヌ神に敵意を持った悪魔ヒラニヤークシャが棍棒を持って猪の姿のヴィシュヌに襲いかかったが、殺されたと言う話が残っている。

右のレリーフは、この野猪ヴァラーハの女性形と言う事らしい。顔は猪で、体は大きな胸を持っている。















南西祠堂の北東済にある四頭四臂のブラフマー神の
女性形ブラミー。




























Pre Rupから東バライ方面を見たところ。
東バライの南の土手が見える。
















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