Phnom Kulen  :  川底には大蛇アナンタの上に横たわるヴィシュヌ神

 訪問日

 07Dec2006

 創建者

 Jayavarman 2nd
 創建年代  9th
 建築様式  Kulen Style
 宗教  Hindu



この遺跡は、Siem Reapの北西に位置するクレン山(Phnom Kulen)の中にある。 

現地旅行会社に事前にPhnom Kulenに行きたいと言う希望で、ガイドさんに最初に連れて来て貰ったところが右写真の岩山の上。
















屋根の下には、涅槃仏が。
自分で来たかった場所のイメージと違う!!

十分な予備知識もなく、Phnom Kulenと希望を出した事を反省。
Phnom Kulenには、多くのクメール遺跡が点在しており、行きたい場所、ルートを事前に検討して行かなければ、ガイドさんに案内されてこんな所に連れて来られてしまう。

「ガンボジアの人達が信仰しているからと言って、こんな所へ連れてくるなよ!」と思ったが、後の祭り。

でも、大きな砂岩に彫られた涅槃仏と言う事で、一見の価値があったと言う事にするしかないか。








「地球の歩き方 '09〜'10」によると、ここはPreah Antonと呼ばれ、16世紀にアンチャン1世が建造したとある。Anchan 1stは、16世紀??

この仏陀の目の中には、大きなルビーが入っているとか、入っていたとか聞いたような気がするが、誰から聞いた話か?その話の真偽を含めて、確かでない。




















その涅槃仏の下には、母親がリンガに水を注ぎ、ヨニから流れ落ちる水を頭に浴びている子供がいた。



















そして涅槃仏を見終わった後は、ここを起点に周辺を一巡する散策コースがある。
今度こそ、クメール遺跡を見れるかと期待したが、どうもちょっと違う。

右の写真は、この岩をじっと見ていると仏様が見えると言う。
特に写真に撮ると、どこに仏様がいるのか識別不能だ。

確かに生で良く見ると仏様が見えたような気がしたが、そんな事は、私にとってどうでもよい。

















ここは、この岩の間が泉になっているらしい。
岩と岩の間に小さなスリットがあり、水が飲めるようになっているようだ。


















期待外れの散策コースを巡った後は、川底のヴィシュヌ神と滝をガイドさんが案内してくれた。


川の中には、杭が立てられてロープで結ばれたエリアがあった。
この中にヴィシュヌ神のレリーフがある。



















これが、大蛇アナンタの上に横たわるヴィシュヌ神 のレリーフ。

写真に撮ると、水面に光が反射し、図柄がわかりにくい。

大蛇アナンタと、その上に横たわるヴィシュヌ神は、右の写真の左端上下に描かれている。
ヴィシュヌ神の臍から伸びる蓮の花の上に座するブラフマー神は、写真の中央辺り。
写真の左下には、ヴィシュヌ神の足をさするラクシュミー。
そして、写真の右下辺りには、リンガがある。

このレリーフを見れただけで、ここへ来た甲斐があった。












そのレリーフのすぐ川下には、小滝が。
川底から立っている棒状のものは、リンガ?



















その小滝のすぐ下には、大きな滝が。
滝の下では、ガンボジアの人達がたくさんリフレッシュしている。

タイ人も滝は好きだと思っていたが、ガンボジア人も滝がきっと大好きなんだろうなあ。
















帰りに、Phnom Kulenを振り返って見る。



















TOP

ガンボジア クメールの旅 | タイ クメール遺跡 | 古代・その他ドヴァラヴァティ遺跡スコータイ遺跡ランナータイ遺跡
アユタヤ遺跡 | チャクリ朝〜現代 | 博物館 | お勧め遺跡 | 浮彫Gallery | 遺跡年表 | OTHERS 
自己紹介 | LINK掲示板E-Mail | 遺跡BOOKS古墳の丘を歩く | 里山へ登ったよ!