この遺跡は、Siem Reapの北西に位置するクレン山(Phnom
Kulen)の中にある。
現地旅行会社に事前にPhnom
Kulenに行きたいと言う希望で、ガイドさんに最初に連れて来て貰ったところが右写真の岩山の上。
屋根の下には、涅槃仏が。
自分で来たかった場所のイメージと違う!!
十分な予備知識もなく、Phnom
Kulenと希望を出した事を反省。
Phnom
Kulenには、多くのクメール遺跡が点在しており、行きたい場所、ルートを事前に検討して行かなければ、ガイドさんに案内されてこんな所に連れて来られてしまう。
「ガンボジアの人達が信仰しているからと言って、こんな所へ連れてくるなよ!」と思ったが、後の祭り。
でも、大きな砂岩に彫られた涅槃仏と言う事で、一見の価値があったと言う事にするしかないか。
「地球の歩き方
'09〜'10」によると、ここはPreah Antonと呼ばれ、16世紀にアンチャン1世が建造したとある。Anchan
1stは、16世紀??
この仏陀の目の中には、大きなルビーが入っているとか、入っていたとか聞いたような気がするが、誰から聞いた話か?その話の真偽を含めて、確かでない。
その涅槃仏の下には、母親がリンガに水を注ぎ、ヨニから流れ落ちる水を頭に浴びている子供がいた。
そして涅槃仏を見終わった後は、ここを起点に周辺を一巡する散策コースがある。
今度こそ、クメール遺跡を見れるかと期待したが、どうもちょっと違う。
右の写真は、この岩をじっと見ていると仏様が見えると言う。
特に写真に撮ると、どこに仏様がいるのか識別不能だ。
確かに生で良く見ると仏様が見えたような気がしたが、そんな事は、私にとってどうでもよい。
ここは、この岩の間が泉になっているらしい。
岩と岩の間に小さなスリットがあり、水が飲めるようになっているようだ。
期待外れの散策コースを巡った後は、川底のヴィシュヌ神と滝をガイドさんが案内してくれた。
川の中には、杭が立てられてロープで結ばれたエリアがあった。
この中にヴィシュヌ神のレリーフがある。
これが、大蛇アナンタの上に横たわるヴィシュヌ神
のレリーフ。
写真に撮ると、水面に光が反射し、図柄がわかりにくい。
大蛇アナンタと、その上に横たわるヴィシュヌ神は、右の写真の左端上下に描かれている。
ヴィシュヌ神の臍から伸びる蓮の花の上に座するブラフマー神は、写真の中央辺り。
写真の左下には、ヴィシュヌ神の足をさするラクシュミー。
そして、写真の右下辺りには、リンガがある。
このレリーフを見れただけで、ここへ来た甲斐があった。
そのレリーフのすぐ川下には、小滝が。
川底から立っている棒状のものは、リンガ?
その小滝のすぐ下には、大きな滝が。
滝の下では、ガンボジアの人達がたくさんリフレッシュしている。
タイ人も滝は好きだと思っていたが、ガンボジア人も滝がきっと大好きなんだろうなあ。
帰りに、Phnom
Kulenを振り返って見る。