この遺跡は、Angkor Thomの城壁内、王宮前広場の北東隅、Thep
Pranamの東に位置する。
この遺跡は、5つの祠堂から構成されており、それぞれ英記号でT、U、V、X、Yと呼ばれている。
これら5つの祠堂を合わせて、Preah
Pithuと呼ばれているが、元々は、それぞれ独立していた。
そのPreah
Pithuの平面図。(スケールはフリーです。)
![](image/Preah_Pithu/Preah_Pithu.bmp)
右写真は、 祠堂Vに続く参道の西端にあるテラスを見たところ。
テラスは、円柱で支えられている。
祠堂Tへ続くナーガのテラス。
このテラスも円柱で支えられている。
そして、ナーガの欄干が設けられている。
そのナーガ。
ナーガのテラスから、この遺跡の南に位置するPrasat Suor
Pratを
環濠越しに見たところ。
ナーガのテラスと、祠堂Tと、祠堂Uは、同じ環濠に囲われている。
祠堂Tを見たところ。
祠堂Tは、西向きである。
また、小さいが周壁で囲われている。
周壁内に入ると、まぐさ石があった。
その拡大写真。
頭だけのカーラが、花綱を両手で掴んで食べている。
ピラミッド状の基壇の上に祠堂が乗っている。
祠堂Tから、Prasat Suor Pratを見たところ。
Prasat Suor Pratは、南北に計12基の祠堂が一列に並んでいる。
祠堂Tの基壇上から、少し陰になっているが、東隣の祠堂Uを
見たところ。
祠堂Uを西から見たところ。
祠堂Uも西向きである。
立っている女性は、私達を案内してくれたガイドさん。
祠堂Uの西面入口にあったまぐさ石。
その拡大写真。
破壊と創造の神、そして、踊りの王ナタラージャのシヴァ神が、踊っている場面。
そして、シヴァ神の左側には、4つの顔を持つブラフマー神、右側にはヴィシュヌ神が描かれている。
また、シヴァ神の下には、頭だけのカーラが、両脇のシンハ(獅子)の片足を掴み、シンハの口から花綱が
吐き出されている。
左のシンハの横には、象の頭を持つガネーシャ神がいる。
![](image/Preah_Pithu/117.2-16Dec2006-Temple_U_in_Preah_Pithu.JPG)
祠堂Uのまぐさ石。
その拡大写真。
カーラの上に座する神が描かれている。
![](image/Preah_Pithu/119.2-16Dec2006-Temple_U_in_Preah_Pithu.JPG)
祠堂Uの敷地から、環濠を越えた東側に、祠堂Xを見たところ。
環濠には、祠堂Xへ渡れるように小さな道が作られている。
祠堂Xを西から見たところ。
この祠堂Xは、Preah
Pithuの遺跡群の中で一番大きい。
祠堂の東側房室内部東面の仏陀のレリーフ。
この肉髷の形は、タイで良く見られる形で、
後世の14世紀から16世紀の間に、追加し
建てられたと考えられている。
祠堂Xから、Khleang方向(南)を見る。
ここにも、環濠を渡れるように、小さな道がついている。
祠堂Xから、東方向を見たところ。
祠堂Xから、祠堂U方向(西)を見たところ。
|