この遺跡は、Bayonの北に位置し、王宮前広場に面した
テラスで、北側にあるのがライ王のテラス
で、南側にある
のが象のテラスである。
かつては、ここで王族達が、閲兵を行っていた。
3ヶ所ある象のテラスの東正面階段の両脇には、
3つの頭を持つ象アイラーヴァタの像がある。
象のテラスの北側のエリアは、テラスの内部に下りる階段があり、
その内部にレリーフが残っている。
象の鼻で遊ぶ子供の像。
右写真は、その象の鼻先の子供をズームUPしたもの。
こんなレリーフもありました。
聖象アイラーヴァタ。
3つの頭を持つ。また、インドラ神の乗り物である。
5つの頭を持つ神馬ヴァラーハ。
観音菩薩の化身と言われている。
しかし、ヒンドゥー教の世界では、ヴァラーハは、大地が洪水となり、水中に没した時、ヴィシュヌ神の第3の化身として猪となって巨大化し、猪の牙で大地を持ち上げて救った。
このヴァラーハが、仏教の世界では、観音菩薩の化身となったのであろう。
ガンボジアの遺跡Neak
Peanにも観音菩薩の化身としてのヴァラーハの像がある。
これも神馬ヴァラーハ。